私達夫婦が旧年中最後に取り組んだ一般住宅。
一年前に購入され、外装は未改修であったため、後ろ向きな塗り替えなきゃいけない工事として捉えていらっしゃいました。
始まりはご紹介から
本物件はInstagramで繋がった東京目黒区の都立大学にお店のあるスタジオハウゼさんからダイレクトメールを頂き、私達が友人のお庭を整備するんだけれど、変な塗装屋さんに塗ってもらうのは嫌なんだ。できた
ら坪井さんをご紹介したいとのお話からの始まりでした。実はスタジオハウゼさんの隣地で塗装工事を行い、良くお花を買いに行っていた事から繋がったご縁なのでした。
お客様の夢を希望をお伺いする
初回のご訪問でそのマイナスイメージを取り除き、カラーシュミレーションのお話、色やデザインの多様性、私達ができること、色々なお話の中で、旦那さまが実現したい夢を語って下さいました。
モロッコやサンディエゴの雰囲気を自宅にもたらしたい、椰子もスタジオハウゼさんにお願いしている。
イメージをもう少し簡単に言うなら、南房総、椰子、山下達郎、と。
私達夫婦はハリウッドドラマが大好きで、モロッコ、サンディエゴ、椰子というキーワードで既にうん、あの感じだとピンと来ていました。
その私達の様子に旦
那さまとのお話が盛り上がり、一気にギアが上がったのでした。
奥様は旦那さまの夢を実現してあげたいと
そんなお話に我々の心に熱い血潮と想いが巡りました。必ず実現して差し上げようと。私達じゃないとこの夢は実現できない、そう確信しました。
実現可能性とイメージの醸成
私たちも調査を開始。Webでサンディエゴやモロッコの様子を頭に焼き付け、実現可能性を探る。そんな中で旦那さまから今の私のイメージレポートが届き、更に私達の想いは加速しました。
カフェで見つけた塀に可能性を見いだす
旦那さまが欲しいのはこの意匠だよね!
私達夫婦が見つけたこの風景が塀デザインのベース。
後に旦那さまはLINEで送られたこの写真に更なる夢を感じたそうです。
更に旦那さまからGoogle Earth画像から
屋根の色イメージをこうしたいと具体的な希望が到着し、それに合わせてメーカー見本を発注。しかし、遮熱断熱塗料という特殊塗料のため、調色不可との回答。しかし、私はお客様の夢を叶えたい、何とか頑張ってくれないか。その要望に限界調色を快諾下さり、前に進むことになりました。到着した見本板に旦那さまの希望が詰まり、これで是非お願いしますと。唯一無二の屋根にすべく、私達も限界まで攻めました。
屋根の世界観が広がると旦那さまも奥さまも大喜び。
ただの黒い屋根からの転換はまさに激変でした。
小庇にも世界観を
細かなことですが、ここにもこだわりました。普段見えない屋根、ならば小庇に世界を広げ、目に入るようにしたならさらに素敵になる。その取り組みは大成功。旦那さまの萌えポイントになりました!
外壁は漆喰のように白く
真っ白ではなく、屋根色にもマッチする白をカラーシュミレーションで見いだし、旦那さまにご提案。思い通りの色だと大変お喜びになり、即断でのスタートでした。それでもまずは一面塗装を行い、ご判断を仰いでの進行でした。
そして、最後の大仕事
塀のデザインが始まりました。
湿式外断熱工法用の材料をデザインに使うお得意の荒業で、塀にモロッコ感を持ち込むことに。
そして、塀と基礎を一体化を。
これには旦那さま『うほぉぁぉー』とのけ反りながらビックリされて。
まさかここまでになるとは予想すらできなかったようで、最後のビックサプライズとなりました。
旦那さま奥さまから最高のご評価を頂き、私達も素敵な年の瀬を迎える事ができた幸せを胸に本年も更に突き抜けてゆきます。
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