激しい錆を封じ込めるプラント用錆転換材の採用を始めました。
激しく錆びた鉄部。
普通に塗装すると、数年で再び沸いてきてしまう厄介で重篤な錆。
通常の転換材では手に負えない。
そんなときに使うことを想定しています。
塗布すると蛍光色。
プラントなど沿岸地域で、日差しなどの強い環境でも塗布した箇所がすぐに目視で確認できるようということなんだなと。
昔は冬用が存在せず、冬場は塗れない材料でしたが、技術の進歩ですね。
2液型のため、塗装前の混合撹拌必須です。
混合直後。こんな感じです。
歴史のある材料のため、現在のような手捌きの良い施工性を求めたものとは対極にあり、塗り手を選ぶ材料です。
材料はアメリカ・ミズーリ州の商工都市、セントルイス生まれ。
セントルイスブルースが流れてきそうです。
https://youtu.be/D2TUlUwa3_o
日本でも沿岸部に位置するプラントを中心に採用され、高い評価を受けています。
私も錆転換系としては、神東塗料・スーパーさびコートⅡ、関西ペイント・エスコラストフリーザー、大日本塗料・サビシャットと使いましたが、どれも一長一短の振れ幅が広く、ここでは詳細な評価は控えますが、私の使い方にフィットするものではありませんでした。
とあるものはサビが止まらない、とあるものはサビには密着しても旧塗膜には密着しない、とあるものは材料の沈降が見られ管理面で信用ならないなど。
その中でラストボンドは比較的管理がしやすい、施工には難があり垂れやすいが旧塗膜ごと引っ張るくらいの密着力がある、厚膜のため、さびのガタガタな部分にもフィックスするなど、私が求めていた機能がすべて揃っています。
今後、ツボイ塗工の錆転換材はラストボンドです。
塗布前
ラストボンド塗布
錆止め塗布中
錆止め塗布後
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